高校生の私がみた90年代。ルーズソックスvsヤンキースカート

1990年代前後と云えば、世はまさにバブルの絶頂期。

扇子をヒラヒラさせお立ち台に乗ったボディコンのお姉さん方がよくテレビに映し出されていた。(何かすごい世界やなあ…)田舎に住む自分の世界と、まるで違う国のようだった。

90年代のTVとミュージックシーン

野島伸司や三谷幸喜脚本のドラマがヒットしたのもこの頃。

カンチとリカの東京ラブストーリー、物議を醸した高校教師、差別や家庭環境を切り取った未成年、広末涼子が犯罪者になるリップスティックは高校生だった私にとって、結構センセーショナルだった。

それから、三谷幸喜脚本の振り返れば奴がいる、王様のレストランも良いドラマで何度再放送を観たかわからない。

私が好きなドラマに鈴木保奈美主演の「恋人よ」がある。佐藤浩一や岸谷五朗など俳優勢も魅力。内容は不倫の話なのだけど、お互いバレないように手紙でやり取りをする。古風な方法だがそこがまた魅力だと思った。

さて、私の住む場所は田舎ではあったものの、音楽は旬のものをよく聴いた。

スキャットマンジョン(めちゃくちゃ流行った)MCハマー、ディスコミュージック、ユーロビートなど。ダンス甲子園で使われてた音楽もよく聴いた。

中学の頃はユニコーン、レベッカ、TMネットワークなど。当時の(も)奥田民生はかわいくて歌が上手くて、初めて聴いた時はいいもの見つけてしまった〜と思ったものだ。ライヴにも何度も行った。

二十歳になる頃渋谷系にとっぷり浸かった。小沢健二、ピチカートファイヴ、クラブに連れて行ってもらってからはスティービーワンダー、ジャミロクワイ、ビョーク、もう色んな音楽を聴いた。

今でも衝撃が忘れられないのは、ある時車のラジオから流れてきた宇多田ヒカルのオートマティック。

何だこの惹きつけられるメロディは。15歳という年齢を聞いて時代が変わったと思った。

ルーズソックス vs ヤンキースカート

話を少し巻き戻そう。

田舎の高校生だったある日のこと、私はスカートの丈を短くして登校した。

賀来賢人主演の「今日から俺は!」を観たことがある方はお解りかと思いますが、私が通っていた高校は当時ロングスカートとペチャンコに潰された鞄がスタンダードだった。

そこへ道場破りの如く膝丈スカートとルーズソックスで校門をくぐった。

一緒にする予定だった幼なじみは当日ドタキャン。ヤツは裏切りやがった…。なのでその時点でルーズソックスなのは私一人だけである。

周りからは何とも言い難い視線。スカート丈の意味がクラスの人たちに伝わららないらしく、ある同級生は(キチガイみたいなスカート)と言い、案の定ではあるが変わりモノ扱い。

その時の心の声。

(いやいや、ちょっと君たち。おかしいのは君たちだよ。その長いスカート、ほんとにイケてると思ってんの?ほんとヤバイって。修学旅行で周りの高校生の誰がこんな長いスカート履いてた?あれはもうほんと恥ずかしかったわっ!)

トレンドという言葉は好きじゃないが、私の居た場所は時が止まったかのように変化がなかった。

一昔前のヤンキータイルでいるのも、80年代なら解るしなめ猫とか竹の子族とか横幅銀蝿とかスクールウォーズとかの時代なら解る。

でもさあもう’90年だし、東京じゃお姉さんたちがヒラヒラ踊っているし、東京の女子高生はミニスカートにルーズソックス履いてるんですけど〜!若い私たちが変わんないでどうすんのよっ

静かな怒りに似た感情が自分のスカートにハサミを入れさせた…のかもしれない。(後々近所のおばちゃんに直してもらったけど)

一緒に短くしようと言った幼なじみは「やっぱやーめた」と裏切ったが、実はそこまで嫌な気分じゃなかった。(やっぱりこういうことをやる私は違う)とさえ思ったぐらい。

おそらく世間一般の感覚で言うと私は変わっているのだろう。

反抗期も重なって自分を取り巻く全てに反発していたかった気がする。そんな私も大人になり息子の反抗期をどう乗り越えたかはコチラ→息子の反抗期を振り返って

 幼い頃から私は我が強かった。反面、周りに気を使い過ぎて自分が分からなくなることもあった。

それが気付いたら人がどう思おうと気にしなくなっていた。人は見たいように見て言いたいように言う。そういうことだ。

もしあなたが周りと違うことを恐れているなら、それは何故か?と自分に問いかけてみて欲しい。

周りの人はあなたに良い影響を与えてくれている?

あなたがあなたらしく居ることを祝福してくれる?

もしも答えがNOなら、あなたが自分をもう一つ上のステージへ連れていくしかない。そうすれば景色は変わる。