転職活動は、相性と確率とタイミング。
自分の転職活動を振り返ってみて、そう実感しました。
私は何度か、アパレルで転職しました。
最終的に44歳の時あるラグジュアリーブランドに転職し、その会社でセールスアソシエイトに終止符を打ちました。
昨今はコロナでアパレルは厳しい状況に置かれていますが、服が好きな人にとって、服に関わる仕事をすることはいつでも夢の一つ。
服に関わる方もそうでない方も、仕事と会社を選ぶ際は、一番自分らしく居られる環境へ身を置くことをおすすめします。
この記事が何かの参考になれば幸いです。
いくつかブランドの面接を受けて知った、企業が求める人間
面接を通し、私が一番役に立ったと思うのは回数を重ねることでした。
数年前、私はファストファッションを離れることにしラグジュアリーブランドの面接をいくつか受けていました。
理由は数だけ重視するファストファッションの仕事について行けなくなったから。
面接を重ねる中で何回も聞かれたのは「単価が高くなりますがそのあたり大丈夫ですか?」というもの。
お局化してないよね?っていう確認ですね。
私はこれしかできません〜て人じゃないよね?という前振りです。
ここで私は何度も苦い想いというか、はあ…という気持ちになりました。
「大丈夫です。私にはその価値を伝えるだけの熱意があります」
と言うものの、過去に携わっていた商材はファストファッションや日本の中堅アパレルで、桁がちょっと違う。
そこを至極不安に思われるのが、何とも悔しい。言い方良くないですが(価格だけで能力を判断するんじゃねーよ、)と思いました。
が、それも仕方のないこと。
何かしらそのブランドとの取っ掛かりがないのならば、似たような実例を出すしかない。
幸い私が最後に転職したブランドは人をすごく大切にする会社で、人柄にも重きを置いてくれて居たので私はそこへ入社するに至りました。これも相性だったのだと思います。
某大手コングロマリットのブランドを受けた時は、全く雰囲気が違っていて、とにかく結果を出せるのかを最初から最後まで尋問(笑)されました。
某世界最大ファストファッション企業の面接を受けた時は、こういう環境だけどやって行けるか?という念押しが多く、それはつまり(キッツいけど病まないよね?)という確認でしょう。
それを察知しつつ、無理してまで自分を捻じ込む必要はないと思います。
でも、いいなと思ったのなら、最高の自分を演出してぜひ好感を得てもらいましょう。
面接官という客に、自分という商品を正しく説明する

最終的に私が面接で意識したのは、
面接官をお客様だと思うこと。
面接官も人間ですが、はなから威圧してくる会社は辞めといた方がいいです。
そうじゃなく、対等な立場に立て、話も傾聴してくれ、自分の意見もしっかり言える人間に多くは好意を抱くでしょう。
それが出来るようになるには、やはり少々場数を踏んで慣れることが有効。
まだ経験が足りない場合は、熱意で代替できます。
何事も回数を重ねるとおのずとブラッシュアップされますし、落ちたとしても縁がなかったと割り切ってください。
冒頭にも書きましたが、面接は相性と確率です。
相手のあることですから、自分がいくら努力してもどうにもならないことです。
いくつか面接を受ける中で、堂々と応えるとうまく行くという実感が確実にありました。
(あ、これが経験で得たものか)と感じ始め、リラックスして自分らしさを出せるようになりました。
スキルは十分あると認識している相手が心配しているのは、「自社に入ってやっていけるのか?」の一点。
そこでオドオドしてしたら、マイナスに印象付けてしまいます。
面接は慣れます。
私は今まで30回ぐらい、いやもっとかな。面接を受けましたが、落ちた(辞退含め)のも25ぐらいあります。
神様がそこじゃないよってふるいにかけてくれてる。
明らかに準備不足だった場合は、落ちても仕方ありません。
準備とパフォーマンスは比例するから。
それでも、何かにチャレンジして結果が出なかった時はとことんガッカリして、感情を成仏させてやりましょう。
そうするうちにレベルアップしているのを感じるはずです。
どんなシチュエーションでも気持ちに正直に自分をそのままアピールしましょう。
ファッションと、身だしなみの違いを知ろう

ところでファッションと身だしなみの違いお分かりでしょうか?
身だしなみは相手を敬い、不快感を与えないよう自分を整えること。
営業の方や公の人、ビジネスで身だしなみが大切とされるのは相手ありきだから。
清潔感や好印象を残せるように自分をセルフプロュースするんですね。
面接では自分を商品だと思って高く買ってもらえるよう準備していきましょうね。
自分の安売りだけはしないでください。
大切なのは、自分に嘘はつかないこと。
自分に嘘を付いてまで入った会社は、結局長く続きません。私がそうでした。
自分の言葉で伝えた時、喜んで迎えてくれる場所をしつこく探してください。
必ずあります。
一歩踏み出して、新しい自分をの出会いを楽しんでいきたいですね^^
